生涯を知る11のエピソード 1

1. 1922年2月2日午前2時生まれ(1922年)

1922年2月2日午前2時下諏訪生まれ。生涯を通じ作品やパフォーマンスで 22、99など数字(とくに数字の繰り返し)にこだわりを持つ。 2222年人類消滅を予言。2022年2月2日に生誕100年を迎え、長野県立美術館の大回顧展もその日から。

松澤が生まれたのは、1922年(大正11年)2月2日午前2時。生後22日間目を開かず、家族は盲目ではないかと危惧。生涯を通じて数字の2や22をはじめ、99など数字の繰り返しを重視して、表現の中にもしばしばそうした数が登場しました。

イベントやパフォーマンスも2がつく日時に始めることが多くありました。例えば2002年2月2日2時22分、80歳の誕生日には東京国立近代美術館でパフォーマンスを行なっています。

「2222年人類消滅」が後年の彼の作品を貫く一つのテーゼとなり、1982年に書かれた「自筆年譜」(機關13)や1997年開催の個展「スピリチュアリズムへ」図版中の「年譜」の最後は、「2222年 300歳」!

2022年2月2日(水)、生誕100周年。この日から長野県立美術館で、大回顧展が開幕。実は長野県立美術館は通常は水曜日がお休み。わざわざこの日から開幕する県美のみなさんの心意気に拍手です。

私たちは諏訪で松澤の誕生日を祝います。