伝説のアトリエ「プサイの部屋」一部再現、VRで体験できる展示も
長野県立美術館で大回顧展開催

2022年2月2日の松澤宥生誕100年にあたり、長野県立美術館が松澤の生涯に渡る作品や活動を一堂に集めた大回顧展を開催。本展では、芸術家としての原点である建築や詩から、美術文化協会や読売アンデパンダン等にも発表された絵画やオブジェ、1964年に「オブジェを消せ」という啓示を受ける前後から国内外で発表された言葉による作品やパフォーマンスなど、松澤の多彩な作品と活動が、同時代の資料や写真を交えて紹介されます。また、伝説のアトリエ「プサイの部屋」については、一部再現展示するとともに、VRで体験できる展示も行われるとのこと。松澤宥が追い求めた世界を考える貴重な機会、開催が楽しみですね！！！

生誕100年 松澤宥

会期 ：2022/2/2[水]～3/21[月・祝]
開館時間：9:00～17:00 [入場は16:30まで]
休館日：毎週水曜日（ただし、2/2・2/23は開館）、2/24[木]
会場：長野県立美術館 展示室１・２・３
観覧料：一般800（700）円、大学生および75歳以上600（500）円、高校生以下無料
※（）内は20名以上の団体料金
※本館コレクション展および東山魁夷館との共通料金＝一般1300円、大学生および75歳以上900円
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保険福祉手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名は無料
主催：長野県、長野県立美術館
共催：長野県教育委員会
特別協力：一般財団法人松澤宥プサイの部屋、信州大学工学部建築学科寺内研究室

＊展覧会詳細は、長野県立美術館ウェブページをご確認ください。

写真：《のぞけプサイ亀を翼ある密軌を》1962年、木・紙・ガラス・金属・写真・デッサン、個人蔵

長野県立美術館

コンセプトは「ランドスケープ・ミュージアム」
暮らしに文化のうるおいと想像の喜びを吹き込み
美術を通じて県内外を結ぶ交流や観光の拠点となる美術館

1966年善光寺に隣接する城山公園内に財団法人信濃美術館として発足。1969年に県に移管されて以来、唯一の県立美術館として活動を行ってきた長野県信濃美術館が3年半の休館と全面改築を経て2021年4月「長野県立美術館」（Nagano Prefectural Art Museum）としてリニューアルオープンしました。
コンセプトは「ランドスケープ・ミュージアム」。建物は城山公園周辺の景色と調和し、目の前に国宝・善光寺を望む屋上広場「風テラス」、中谷芙二子による「霧の彫刻 #47610－Dynamic Earth Series Ⅰ－」が常設される「水辺テラス」、アートライブラリーなど無料で楽しめるゾーンも多く、公園のように自由な「開かれた美術館」。レストラン、カフェ、ミュージアムショップも併設されています。
https://nagano.art.museum